はじめてのミシン刺繍、成功のための10のコツ
ファイルの読み込みから最後の渡り糸を切るまで——はじめてのミシン刺繍プロジェクトを成功させる、実践的な10のコツをご紹介します。
ミシンがはじめてデザインを刺し上げていく様子は、まるで魔法のようです——糸が切れたり、布が引きつったり、ミシンがUSBメモリを空だと勘違いするまでは。ここでは、最初のプロジェクトを救ってくれる10のコツをご紹介します。
1. 針数の少ないデザインから始める
1万針以下で、色数もわずかなデザインを選びましょう。一度に刺し終わり、糸の消費も少なく、多少のミスも許容してくれます。弊サイトの初級カテゴリーは、まさにこの条件で絞り込んであります。
2. ダウンロード前にファイル形式を確認する
BrotherとBabylockはPES形式、JanomeはJEF形式を読み込み、DST形式はほとんどの機種で読み込めます。お使いのミシンが対応する形式をダウンロードしましょう——拡張子を書き換えるだけでは変換したことにはなりません。
3. FAT32形式のUSBメモリを使い、ファイルはルートに置く
ほとんどのミシンはFAT32形式でフォーマットされたUSBメモリしか読み込めず、しかも最上位フォルダしか見てくれません。ミシンが「デザインを認識しない」場合、10回中9回はこれが原因です。
4. 安定紙は省略できない
布だけでは何千針ものステッチを支えきれません。ニットや伸びる布には中厚のカットアウェイ、安定した織物にはテアアウェイを使いましょう。迷ったらカットアウェイを選んでください。
5. 布と一緒に安定紙を枠に張る
布と安定紙を重ねて枠に入れ、太鼓のようにピンと張りますが、伸ばしすぎないようにします。布だけを枠に張って安定紙を下から滑り込ませる方法は、粘着タイプやアイロン接着タイプでしか通用しません。
6. プロジェクトごとに新しい針を
75/11番の刺繍針が基本です。針は思っている以上に早く傷みます。傷んだ針は糸のほつれや飛び針、穴あきの原因になります。
7. ミシンの速度を落とす
ミシンの最高速度はあくまでカタログ上の数字です。1000spmではなく600〜750spmで刺すことで、はじめての作業での糸切れが大幅に減ります。
8. 試し刺しをする
まずは同じ布の端切れにデザインを刺してみましょう。糸調子の問題、密度の問題、思わぬ配色の失敗を、本番の作品に影響が出る前に見つけられます。
9. そばを離れない
ミシン刺繍は「セットしたら放置」で完結するものではありません。糸が切れたり、下糸がなくなったり、途中で渡り糸を切る必要が出てきたりします。糸切りばさみを手元に置いておきましょう。
10. 渡り糸を切って、裏からアイロンをかける
つながっている渡り糸を切ったら、ステッチが潰れないようにふかふかのタオルの上に作品を裏返して置き、アイロンをかけます。これで完成です——あなたは何かを作り上げました。